「 さよならの春 」
阿佐ヶ谷住宅

阿佐ヶ谷住宅は、東京都杉並区成田東にある日本住宅公団によって造成された分譲型集合住宅地。1958年(昭和33年)竣工。緑の小道をはさんで建ち並んだ2階建てのテラスハウス232戸と、3-4階建ての四角い鉄筋コンクリート造の118戸、全戸数350世帯で構成され、緑豊かな住宅地であり、建築分野においても非常に貴重な存在となっている。

しかし、2013年春、老朽化による解体・再開発が始まり、3年後、6階建てのマンションとして生まれ変わる。それにともない、桜をはじめ100種類以上の樹木のほとんどが伐採されてしまうこととなった。